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広島県歯科技工士会 歯科技工士の現場を視察

1月25日土曜日に広島県歯科技工士会の衛藤会長にご同行頂き、4施設の歯科技工士の現場を視察しました。①作業工程②現場環境を教えて頂きました。日本の歯科技工士の技術は世界トップクラスです。患者さんに合わせて丁寧に義歯を製作をして、日常的に自分の歯のように長期に渡って使える義歯を作る技術を持っています。問題点として、現在の仕事現場の環境『業務時間、経済的』は厳しい状況です。(技術製作時間を単純に時間当たりの単価とすると最低賃金を割っている事もあるようです)
最新の設備投資を導入しても、作業時間(勤務時間)の3割を短縮して、残りの7割は技工士の作業になるとのことです。世界トップクラスの技術を持つ日本歯科技工士の方々は、日本の宝です。国民の健康を守る仕事、特にこれから注目される予防医学にも関係する義歯の作成は重要であると考えます。
※1988年5月30日付で厚生省告示第165号(いわゆる「7対3」大臣告示)で示された割合であり、歯科点数表でも「歯管修復及び欠損補綴」の通則に示されている。※
しかし、大臣告示は現在の低すぎる歯科診療報酬では歯科医院の経営上「7対3」では委託技工料を支払えないのも多くの歯科医院の実態のようです。歯科診療報酬も踏まえて、歯科医師の技術料の適正な評価や取引ルールの整備を検討する必要があると考えます。世界に誇れる日本歯科医師、日本歯科技工士を守る事は日本の財産を守る為に重要な案件である。と痛感しました。

衛藤会長、広島県歯科技工士会の皆様ありがとうございました。