東京医科歯科大学屋外コロナ外来診療センター コロナ専用CTの視察
10月2日に東京医科歯科大学【屋外コロナ外来診療センター】の見学会が開催されました。
コロナ対策の第二次補正予算で設置された貴センターは、コロナウイルス感染対策が万全であり、コロナ専用CT室が完備されています。
CT室においては、通常のCT室とは違い、5分程度で全換気が可能です。(通常のCT室は厚労省からの指導も有り患者さんと次の患者さんの入れ替えに、30分〜60分の換気時間を設けている。その為、コロナ患者さんの検査を行った場合、検査予定の患者さんに延期などの弊害もでる)
また、部屋の壁・床など全体にウイルス除菌・抗菌のためのコーティングがされており、感染者、非感染者の接触がない様に徹底したゾーニング対応がしてあります。疑感染者が検査することも考慮し、放射線被ばく線量を最小限に抑える低被ばく線量CTを採用しています。
徹底したウイルス感染対策や被ばく線量に配慮するなど医療従事者や患者さんを重視したCT室の設計は、世界で初めてとも言えます。患者さん、医療従事者が安心して検査可能です。全国的に感染対策が充分にされたCT室が拡がっていく事を強く望みます。ビジネス利益先行で、充分な感染対策をしていないCT室の設置で院内感染やクラスターが発生しない事を強く願っています。
今回、このような感染対策CT室が実現できたのは、現場の医療従事者、大学関係者の方々、ならびに岸田文雄先生、根本匠先生はじめ、当日ご参加いただいた盛山正仁先生、石原伸晃先生、平口洋先生など多くの国会議員の先生方、関係省庁のご尽力によるものであり、私自身、微力ながらこのプロジェクトに携わることができたことを光栄に思っています。心より感謝いたします。
見学会後の記者会見で、岸田文雄先生がコロナの影響による赤字病院支援のための勉強会が発足されると仰っていました。私も医療関係者として、コロナによる赤字病院の支援対策のための会議や勉強会に積極的に参加し、少しでも改善できるよう努力してまいりたいと思います。