本日は、「アクチニウム-225に関する勉強会」を開催いたしました。
アクチニウム-225は、がん治療に大きな期待が持たれている放射性医薬品であり、がん細胞に集中する化合物と結合させて投与すれば、転移したがんにも届いて仕留め、正常な細胞への影響は抑えられる利点がある一方で、アクチニウム-225は、十分な量を生産する技術が未確立で、世界の研究現場で不足しています。こういった現在の進捗と課題、今後の方向性を議題に、有識者の方々よりご講演をいただきました。

１.　『医療用等ラジオアイソトープ製造・利用推進アクションプランについて』
　　　内閣府　科学技術イノベーション推進事務局審議官　徳増伸二 様
　　　内閣府科学技術イノベーション推進事務局参事官（原子力担当）  山田哲也 様

２.　『放射線アイソトープ医薬品の臨床開発の現状』
　　　国立研究開発法人　国立がん研究センター東病院 病院長　土井 俊彦  先生

３.　『Ac-225利用とトレーラーハウス型RI施設について』
　　　国立研究開発法人 量子科学技術研究開発機構
　　　量子医科学研究所分子イメージング診断治療研究部　部長　東 達也　先生

４.　 『「常陽」を用いたがん治療用放射性同位元素（アクチニウム-225）製造』
　　　国立研究開発法人　日本原子力研究開発機構 理事　大島　宏之 先生